IT THE END それが見えたら終わり 感想 トラウマを撃退するには
また、会えたね。
待っていたよ、お前たちに会えるのをな。
続編の舞台は、前作から27年後。次々と子供たちが消えてしまう「連続児童失踪事件」が再び発生し、「COME HOME COME HOME(帰っておいで...)」という不穏なメッセージが、かつて“それ”と対峙した27年後の子供たちに届く。
「再び“それ”が現れたら僕たちも戻る」と誓った27年前の約束を守るため、忌まわしき町デリーに帰ってくるルーザーズ・クラブの仲間たち。なぜ再び“それ”は現れたのか?27年前の連続児童失踪事件の真相とは?そして、“それ”の正体と目的とは?絶望的な恐怖とともに、その全てが明らかになる。
あのピエロに会えるなら、やっぱりもう一度映画館に行かんとな!!
とウキウキ、ドキドキしながら観てきました。
果たして、1と肩を並べるほど面白いのか、無事に皆生きて帰ることができるのか、ペニーワイズは怖がらせて(笑わせて)くれるのか。。
気になりますよね。
その疑問の答えを1つだけ。
ペニーワイズはより怖がらせてくれました。
前作よりさらに笑わせ、驚かせてくれました。
ただ、不満点が1つだけ。
1は雰囲気だったり言葉少なくても不気味さの極みのペニーワイズが怖おもしろくて気に入ったんですよね。日本映画のあの不気味さや異世界に引き込まれていきそうな不穏さと通じるものがあったわけです。
そして続編ですが、そのペニーワイズなんかわりと喋るんです。幽霊だったりおばけだったり発見したのは言葉数が多いと恐怖は軽減するということ。。!!
1ではジョージィを引き込む前の無言の圧力だったり、滴り落ちるよだれが不気味で怖かったんですよ。
似たようなシーンはありましたけど、なんかペニーワイズ愛嬌すら感じるほど面白くなってるんです。
あるシーンでは死にかけのおばあちゃんとしか見えなくて苦笑しちゃいました。
では何が怖かったのか。
大人になると子供の頃とは違った恐ろしいことってピエロだけではなくなるんです。
振り返りたくない記憶、自分の劣等感、忘れようとすればするほど追いかけてくる禍々しい残像。。
おそらくは多くの人が持っているトラウマです。ペニーワイズはそのトラウマそのものなんだと思われます。
そのトラウマやペニーワイズになんとか負けないように闘おうとしたり逃げようとするのが切なくて怖かったですね。
いつまでたっても消せない。勝つことができないようにも思える。
だけど諦めずに逃げずに怖くなんかないんだと自分の問題と対峙すれば。。!ということではないでしょうか。
怖くて足がすくんでそれができなかった者はどうなるんでしょうか。劇場に行けば分かります。(回し者じゃないよ) もっともそれをしなかった真相も最後に明らかとなりますが。
びっくりするシーンも多くて死霊のはらわたという映画を参考にしてるのかと思うシーンもありました。
鑑賞した後これで終わるなんて絶対嫌!
3かペニーワイズの初期の頃とか映画が作られるはず!と調べまくりましたね。。
今のところ製作決定の予定はないですが、これだけ世界で大ヒットしてますしなんらかの作品は作られるはず、と思います。
それくらいなかなかおもしろ、、いえ 怖かったです。
ペニーワイズ演じるビル・スカルスガルドの素顔にもしかしたら少しだけ会えるかも。
彼はイケメンさんですよね。
最後に彼の美形ぶりをどうぞ。(お口直しに)
彼はペニーワイズを演じ終わった後も時々ペニーワイズの夢を見るんだとか。
それでも僕はいい。彼のことが好きだからね。彼は僕にとって、存在しているんだ。とインタビューで答えてます。
ちょっと怖くて、なんか役者そのものだなと感じますね。彼もこれからどんどん活躍していくでしょうね。
このイケメンがあの恐ろしいピエロに様変わりするとは、ハリウッドのメイク技術おそるべし。。!!